少しだけ話題に上がっていた、
降臨!ボーカロイド マル秘 名曲大全(amazonに飛びます)を購入してみました。
理由は、UTAUはテト使用の楽曲のレビューが載っているとの情報を聞き付けたからです。
早速購入してどこかと本をめくると、いたいた、後方にテトをUTAわせた楽曲が5曲ほど掲載されていました!
レビューは好意的でUTAUファンとしては嬉しいやらほっとするのやら。
200曲中の5曲なので、全体から見れば1%ほどですが、こういう本にUTAUやテトのことが載っているのを見ると、
だんだん世の中に存在が知られているのだな、と実感します。
それだけでも、私にとっては買う価値がありました。
と、ここまでは「ひとりのUTAU好きな聴き選」としての感想。
ここからは、ちと辛口に読者としての感想を述べましょう。
まず、値段が高い。
A4サイズならば、もしくはページ数が多いのならばこの値段も分かります。
しかし、片手でも持てる大きさで、200頁にもいかない厚さでこの値段設定は首を傾げます。
また、恐らくは、ボカロを聞き始めたばかり方(興味はあるがまだ片足突っ込んだだけの方)を
ターゲットにしているんだと思いますが、そういう方々はこの値段では買わないかと。
この半額くらいでやっと手に取ってくれるかな、という内容に感じました。
せめて1000円は切るべきだった。
次に、表紙では200曲と謳っていますが、実際は「200動画」が紹介されていること。
正確に数えちゃいないので、もしかしたら200曲はあるのかも。
ですが、「200曲」の中には、原曲のほかに、
そのPV・派生、あるいは他のボカロで唄わせたものが入っています。
だから、厳密には200曲ではなく「200動画」というのが正解。
それと、オワタPが大変素晴らしいクリエーターであること、
そしてトルコ行進曲はとても素敵なクラシック曲だということは十分承知しているのですが、
それでも4動画分もオワタPのトルコ行進曲(スーパー含む)が入っていると、またかと眉を顰めてしまいます。
これ以外にも、有名曲は原曲の他にPVやアレンジなどがほぼ必ず掲載されているよう。
あと、細かいところですが、がくぽの「喪失モノクローム」の画像が明らかに違います。
こういうのがあるとがっかりしますよぅ。
ここ1年はボカロ曲よりUTAU曲を聴く割合の方が多かった私がこういう感想なので、
ボカロが大好きでしょうがない方にはお奨めし辛い内容です。
だからといって、初心者向けかというと、うーん?値段高いよ?
「ねー、ボカロに興味があるんだけど、いい曲なーい?」
「これを読んでみて、ニコ動見てみるといいよ」
って具合に貸すのであればいいのかも?
次があればもっとじっくり練ってみて下さいねー?